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新卒アンテナ by moto®️

リクナビで副編集長やってました。編集長ってなんやねん。リクルート辞めました。

2017年卒の就活・新卒採用における企業動向を振り返ってみた

新卒採用

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日本経済新聞にも取り上げられていましたが、6月を待たずして選考を開始するDeNAやLINEが動き出しているようですね。

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しかしもう既に採用を終えている企業も実は多くいます。中には8月には終えている日系企業も。倫理憲章は完全に形骸化しています。

今回は既に17卒採用を終えた企業や採用を間もなく終了する企業から見た「17卒採用」についてまとめました。

2017卒における企業の3つの採用動向

17卒採用における動向は大きく3つです。

① 外コン、外金志望学生がターゲット

② 長期・短期インターン実施企業の増加

③ 大手ナビはマイナビが圧勝

※企業ごとに課題や対策が違うので、共通点のみまとめています。

外コン、外金志望学生がターゲット

「外資系を目指す学生が欲しい」

こう話す採用担当者が突然増えました。ベンチャーだけでなく、日系大手でも昨年に比べ増ています。

この現象はナビサイトにも如実に出ていて、「外資就活ドットコム」は今期掲載社数を大きく伸ばしています。外資就活ドットコムは外資系企業をメインに掲載し、外資を目指す上位校学生が利用するナビサイトです。

ゴールドマン・サックスやドイツ証券、ベイン・アンド・カンパニーなどが求人を出しており、外資系企業の採用担当者からは「手放せない」と言われるほど。

しかしその「外資就活」も17卒からは掲載企業のラインナップが大きく変わっており、掲載されている企業の多くが日系企業となっています(確認日:2016年3月2日)。

※6月から7月のサマーインターンシップの時期にはLINEやDeNA、リクルートホールディングスなどが掲載していました。

月額40万円という掲載価格にも関わらず、多くの企業が利用しており、あのリクナビを運営するリクルートキャリアですら、外資就活ドットコムでメルマガ配信をして集客してます(リクナビはオワコンだと自分たちでもわかっているんでしょうか...)。

日系が増えたことで、登録している上位校学生の外資志望学生は「日系からしかメールがこない...。」と嘆いていましたが。

17卒採用は「早期に優秀な学生を囲う」=「外資を目指す学生を狙う」という企業の思惑により、上位校の外資志望学生へのアプローチが集中的に行われました。

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長期・短期インターン実施企業の増加

早期接触は増加し、その口実とも言えるインターンシップにおいては新規媒体なども参入し、ベンチャーだけでなく大手や中堅中小でも実施が増加しました。肌感ですが、インターンシップ実施企業は1.3〜1.5倍くらいに増えているように思います。

この動きは18卒でも継続して続いてくものと思われます。

・長期インターンシップ

これまで長期インターンは主にスタートアップやベンチャー企業を中心に実施されてました。しかし17卒からは大手企業やメガベンチャーでも導入が進んでいます。

長期インターンの狙いは「新卒採用」にありますが、残念ながら長期インターンからの採用に成功している企業は極少数です。

僕が知っている限りでいくと、長期インターンシップからの採用率は良い企業で30%弱。大半の企業が1%-5%程度と、アルバイトから社員になる割合の方が高い状況になっています。

原因として考えられるのは、学生側が考えるインターンシップと、企業が考えるインターンシップとの違いにあります。

学生はあくまで「就業体験」と考えており、「インターン先に就職したい」とまでは考えていません。就職したい企業とインターンしたい企業は違うため、経験を積んで他社の選考に行くという流れになっています。

長期インターンから採用にはまだまだ課題が多くあります。エウレカさんなどは長期インターンシップからエンジニア採用に成功していたりするので、参考にしていただくといいかもしれません。

■短期インターンシップ

短期インターンは特に増加しています。

例えばドリコムでは面接すら無くし、インターンシップだけで判断する選考を導入し、もはや開き直って完全に選考化しています。

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今年の短期インターンを見ていて思うのは「早期に動く学生=優秀」という概念のもとで青田刈りを行った企業と「早期に内定とって安心したい学生」が早期マッチングしただけのように思います。

中には数を集めて辞退率を高くするより、少数の優秀層に時間とリソース割いたほうがいいと考え、Wantedlyや新卒紹介、ダイレクトリクルーティングに切り替える企業もおり、インターンシップに限らない採用手法を取り入れている企業も増えました。

今後は早期内定出しを行った企業が、6月以降の内定辞退者に備えて様々な辞退策が講じられると思います。オワハラが横行しないことを祈ります。

インターンでの大手ナビサイトの勝者はマイナビ

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(2016年3月2日追記:3月のオープンではリクナビ22640社、マイナビ17148社と

リクナビが掲載社数を大きく上回りました。)

大手ナビはリクナビ、マイナビの2強ですが、今年はマイナビが圧倒的という声が多く聞こえました。エントリー数やサイトの使い勝手において軍配が上がったようです。

マイナビは地道に大学を回ったり、学生の声をサイトに反映したり、芸能人を使ったプロモーションをしたりと、着実に規模を大きくしてきました。

「ナビは使えない」「エントリー数が減った」「質が下がった」などの声も聞きますが、何も考えずに「とりあえず掲載すればエントリーが集まる」という考えの採用担当者がいる限り、リクナビもマイナビも儲かり続けます。

今後もナビサイトは存在し続けると思いますが、その価値が問われていることも間違いないです。

以上、振り返りでした。

6月以降、日系大手の選考が控えているのでまだまだ安心できない採用担当の方は多いと思います。改めて3月以降に振り返り記事を書きますので、参考にしていただければ幸いです。